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抹茶カフェ:外国人旅行者向けガイド

更新日 2026.11.03 · Japan Eat Guide編集部が確認
抹茶カフェ:外国人旅行者向けガイド
クイックアンサー

抹茶カフェは、お茶の商いを営む店などが開くカフェで、抹茶をお菓子つきの一服として、またはパフェ・ソフトクリーム・ラテとして味わえます。いまの抹茶は16世紀の京都・宇治で、茶畑を葦の簀で覆う栽培が始まったことで生まれました。茶道を知らなくても大丈夫で、カフェではメニューから選んで注文するだけです。いちばん手頃なのはソフトクリームで(辻利 アルデ新大阪店は704円)、座って食べるパフェやお茶のセットはもう少しかかります。

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抹茶カフェとは

抹茶は、粉にしたお茶です。茶葉にお湯を注いで葉を捨てる煎茶とちがい、挽いた茶葉をお湯に点てて、まるごと飲みます。日本で旅行者が抹茶を味わう場所として身近なのが、茶商・茶舗が営むカフェです。1階で茶葉を売り、上の階で喫茶室やカフェを開いている店も多く、同じ抹茶がお茶の一服にも、パフェにも、ソフトクリームやラテにもなります。このガイドでいう「抹茶カフェ」は、座って抹茶を飲み物やスイーツとして味わえる店のことで、多くはお茶の販売も手がける会社が営んでいます。

茶道を知らなくても楽しめます。当サイトで紹介している店の多くは、席についてメニューから注文するか、カウンターで買うだけです。抹茶パフェやソフトクリームだけを目当てに訪れる人もたくさんいます。このページでは、抹茶の産地、メニューの種類、抹茶のいただき方、予算・時間帯・支払い方法をまとめました。

抹茶のふるさと、京都・宇治

日本の抹茶の歴史は、京都市のすぐ南にある宇治と深く結びついています。京都府南部・山城地域の日本遺産に関する京都府の資料によると、13世紀に明恵上人が、栄西禅師が中国からもたらした茶の栽培方法を宇治の里人に教えたとされています。15世紀には宇治茶が足利将軍家に評価され、日本一の茶とされるようになりました。

いまの抹茶が生まれたのは16世紀です。同じ資料によると、宇治では千利休ら茶人の要望に応え、葦で編んだ簀(す)を茶畑に覆いかける「覆下(おおいした)栽培」が始まりました。こうして渋みを抑えた茶葉「碾茶(てんちゃ)」が作られ、鮮やかな濃い緑色でうまみの強い抹茶が誕生したとされています。その後、同じ山城地域で煎茶や玉露も生まれ、宇治市の白川では今も天然の葦を使った栽培が行われていると京都府は紹介しています。

東京や大阪で当サイトが紹介する抹茶カフェにも、宇治や京都にルーツを持つ茶商の店があります。抹茶の産地で味わいたいなら、JR宇治駅から徒歩約2分の中村藤吉本店があります。

メニューの選び方

メニューは店によって違いますが、多くの抹茶カフェには次のようなものがあります。

  1. お菓子と一服の抹茶。いちばん伝統的な頼み方です。カフェで多いのは「薄茶(うすちゃ)」で、「濃茶(こいちゃ)」は抹茶を多く使って点てる、とろりと濃いお茶です。東京にある京都の茶舗の喫茶室、一保堂茶舗 青山店では、公式サイトによると濃茶も薄茶もお菓子つきで出しています。
  2. 抹茶パフェ。抹茶アイスや抹茶ゼリー、あんこなどを重ねたパフェです。京都の祇園辻利と、その喫茶「茶寮都路里」(大丸東京店・大丸心斎橋店もあり)がよく知られ、茶寮都路里 大丸東京店の公式ページでは自家製のあんこと抹茶ゼリーを使った「特選都路里パフェ」をいちばん人気のパフェとしています。
  3. ソフトクリーム・ジェラート。いちばん手軽です。辻利 アルデ新大阪店は公式メニューで濃い抹茶ソフトを704円としており、浅草の壽々喜園では、抹茶ジェラートの濃さをNo.1(いちばん薄い)〜No.7の7段階から選べます。なお、辻利は祇園辻利・茶寮都路里とは名前が似ていますが別の会社です。
  4. ラテなどのドリンク。抹茶ラテや冷たい抹茶ドリンクを持ち帰りで出す店も多くあります。たとえば一保堂茶舗 青山店では、抹茶と抹茶ラテをテイクアウトできます。
  5. 抹茶以外の日本茶。飲み比べができる店もあります。茶寮都路里 大丸心斎橋店には抹茶・ほうじ茶・玄米茶の「茶茶茶セット」があり、一保堂の喫茶室では玉露・煎茶・極上ほうじ茶・いり番茶も選べます。

抹茶めぐりの途中で出会う甘味処が、すべて抹茶の店とは限りません。たとえば祇園の鍵善良房は、黒蜜で食べる冷たい「くずきり」で知られる老舗の和菓子店で、京都の甘味文化のもう一つの顔として訪れる価値があります。

抹茶のいただき方

気軽なカフェなら決まりはなく、好きなように飲んでかまいません。正式なお茶の席の作法にならいたい場合は、観光庁の多言語解説文(愛知県犬山市・有楽苑の呈茶)が、お茶のいただき方を次のように紹介しています。

  1. お菓子を先に食べる。添えられた菓子切りで一口大に切って食べます。お菓子は抹茶の味とのバランスをとるためのものなので、お茶が出る前に食べ終えるようにします。
  2. 茶碗を左の手のひらにのせる。茶碗を取り、左の手のひらにのせます。
  3. 茶碗を回す。時計回りに90度ほど回し、茶碗の正面から直接飲まないようにします。亭主への謙虚さを表す所作です。
  4. 飲み終えたら戻す。反時計回りに回して正面を向こう側に戻し、置きます。

同じ解説によると、薄茶は濃茶より少ない抹茶で点て、濃茶は本格的な茶会で食事のあとに出されるのが一般的です。抹茶に慣れていないなら、まずは薄茶から試すのがおすすめです。

もう一つ、喫茶室でのマナーとして、一保堂茶舗 青山店はお茶の香りを楽しめるよう、香水やハンドクリームなど香りの強いものを控えるよう呼びかけています。

予算・時間帯・支払い方法

予算。いちばん手頃なのはソフトクリームや持ち帰りのドリンクです。辻利 アルデ新大阪店の抹茶ソフトは704円、一保堂茶舗 青山店の持ち帰りは抹茶972円・抹茶ラテ1,080円です(いずれも税込で、変わることがあります)。座ってパフェやお菓子つきの抹茶を頼むともう少しかかることが多く、中村藤吉本店と祇園辻利は当サイトの予算の目安で1人1,000〜3,000円です。

時間帯。閉店時間は店によって大きく違うので、夕方以降に行くときは確認してください。中村藤吉本店のカフェはラストオーダー16時30分、一保堂茶舗 青山店の喫茶室は17時30分、茶寮都路里 大丸東京店は20時までです。夜に行くなら、京都の祇園辻利が21時まで(ソフトクリームのラストオーダーは20時)、辻利 アルデ新大阪店が21時まで(席の利用は20時30分まで)営業しています。人気店には長い行列ができることもあり、浅草の壽々喜園も行列で知られています。

雨の日・移動日。駅やデパートの中にある店もあります。茶寮都路里は東京駅八重洲北口改札すぐの大丸東京店と、大阪の心斎橋駅と地下で直結した大丸心斎橋店にあり、MACCHA HOUSE 抹茶館はなんばの地下街に、辻利 アルデ新大阪店は新幹線の改札を出て2階に上がってすぐの場所にあります。

支払い方法。店によって違います。茶寮都路里 大丸東京店は現金・カード・QR決済に対応していますが、一保堂茶舗 青山店は現金が使えません(カード・交通系電子マネー・スマホ決済のみ)。当サイトで支払い方法を確認できていない店もあるので、現金も少し持っておくと安心です。

アレルギーと食事制限

抹茶そのものはお茶ですが、パフェやソフトクリーム、ジェラート、ティラミスなどの抹茶スイーツはほかの材料も使って作られ、レシピも店ごとに違います。食物アレルギーがある場合や、ヴィーガン・ベジタリアン・ハラールの食事をしている場合は、各店の原材料情報を確認し、注文の前に店のスタッフに確かめてください。当サイトは、どの抹茶カフェについてもハラール・ベジタリアン・ヴィーガンの認定をしていません。店自身が方針を示している飲食店は、ヴィーガン・ベジタリアンガイドとハラールガイドで紹介しています。

都道府県別のおすすめ抹茶カフェ

当サイトでは、京都・東京・大阪のおすすめ抹茶カフェを、それぞれ別のガイドで紹介しています。産地・宇治の抹茶や、夜の祇園で食べる抹茶パフェなら京都のおすすめ抹茶カフェへ。銀座や東京駅にある宇治の茶商のカフェ、浅草の7段階の抹茶ジェラート、青山にある京都の茶舗の喫茶室なら東京のおすすめ抹茶カフェへ。心斎橋のパフェ、なんばの地下街のティラミス、新大阪の改札そばの抹茶ソフトなら大阪のおすすめ抹茶カフェへ。以下では、各府県の代表的な店を紹介します。

よくある質問

薄茶と濃茶はどう違いますか?

カフェで多いのは薄茶です。濃茶は抹茶を多く使って点てる、とろりと濃いお茶で、観光庁の解説によると、本格的な茶会で食事のあとに出されるのが一般的です。

なぜ宇治は抹茶で有名なのですか?

京都府によると、16世紀に宇治で茶畑を葦の簀で覆う栽培が始まり、渋みを抑えた茶葉「碾茶」が作られ、鮮やかな緑でうまみの強い抹茶が生まれたとされています。

茶道を知らなくても大丈夫ですか?

はい。カフェでは好きなように飲んでかまいません。正式な作法にならうなら、お菓子を先に食べ、茶碗を左の手のひらにのせて時計回りに90度ほど回してから飲みます。

夜も抹茶スイーツを食べられますか?

はい。京都の祇園辻利(ソフトクリームのラストオーダーは20時)と辻利 アルデ新大阪店(席の利用は20時30分まで)は21時まで、茶寮都路里 大丸東京店は20時まで営業しています。中村藤吉本店(カフェのラストオーダー16時30分)のように早く閉まる店もあります。

抹茶スイーツはヴィーガンやアレルギーに対応していますか?

店によって違います。パフェやソフトクリームなどは抹茶以外の材料も使うので、各店の原材料情報を確認し、店のスタッフにも確かめてください。当サイトは、どの抹茶カフェについてもヴィーガン・ベジタリアン・ハラールの認定をしていません。

このジャンルを楽しめるお店

1

中村藤吉本店

1,000〜3,000円 宇治・京都

おすすめポイント: 産地・宇治で、茶工場を改装したカフェの抹茶スイーツ・パフェ。JR宇治駅から徒歩約2分、カフェL.O.16:30。

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2

祇園辻利

1,000〜3,000円 祇園・京都

おすすめポイント: 1860年創業の宇治茶商。1階で茶葉、2階で抹茶パフェ。21時まで営業。

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3

一保堂茶舗 青山店

青山・東京

おすすめポイント: 1717年創業の京都の茶舗の喫茶室。濃茶・薄茶をお菓子とともに。月曜定休、現金不可。

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4

壽々喜園 浅草本店

〜1,000円 浅草・東京

おすすめポイント: 濃さをNo.1〜7から選べる抹茶ジェラート。浅草寺のすぐ裏手。

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5

茶寮都路里 大丸心斎橋店

1,000〜3,000円 心斎橋・大阪

おすすめポイント: 祇園辻利の大阪1号店。心斎橋駅と地下直結、抹茶・ほうじ茶・玄米茶の飲み比べセットも。

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6

辻利 アルデ新大阪店

〜1,000円 新大阪・大阪

おすすめポイント: 1860年に宇治で創業したお茶の老舗の店。新大阪駅の改札すぐ、抹茶ソフト704円、21時まで。

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